水俣病被害者等保健福祉ネットワーク
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恋路島
 水俣湾に浮かぶこの島は「恋路島」と呼ばれており、ある物語が言い伝えられています。 天正12年3月、当時九州制覇を目論んでいた肥前の竜造寺隆信が島原の有馬義純を攻めた時、有馬義純の援軍として出陣した薩摩島津軍の若き武将にまつわる物語です。
 島津軍は当時薩摩領であった水俣に兵を集め袋湾に軍船を揃え出陣しました。若き武将は新婚で、新妻は他の人達と共に出陣兵士の武運を祈って袋湾まで彼を追い、別れを惜しみました。岸を離れ沖に霞んでいく軍船を見送っていましたが、夫を慕う気持ちを抑えきれずに恋路島に渡り、石室にこもり、海辺に石を積み上げて武運を祈り続けましたが、夫の帰りを待たずに哀れに一人淋しくこの世を去りました。一方夫は戦で最高の武勲を立て、待っている妻の元へと帰ってきましたが、恋路島で亡くなったことを聞き、直ぐにこの島に渡り、妻が築いた石積みを抱きしめ、亡き妻を思いながら泣いたそうです。その石が恋路島の西端に妻恋岩として名残を留めており、恋の浦の波音が今もなお過ぎし日の美しいロマンを語り続けているようです。
 水俣病被害者等保健福祉ネットワークは、高齢化が進む水俣病の被害を受けた方々やそのご家族が、住み慣れた地域で安心して過ごしていただくことを目的に、医療や保健・福祉などのサービスを提供する関係者が連携して平成19年11月に発足しました。
水俣・芦北地域水俣病被害者等保健福祉ネットワーク事務局
住所:熊本県水俣市浜松町5番95号
(水俣市社会福祉事業団内)
TEL/FAX 0966(62)5999
E-Mail hoken@minamata-sj.or.jp